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大奥 最終回

思ったよりずっと静かな最終回でした。女家光ちゃんの娘たちとのふれあい、後継の問題をふんだんに加えていて、公に生きた、仕事に生きた一人の女の最期を妙に(現代的に?)リアルに描いておりました。。

まずは、正勝さんのことから。原作通り殉死でした(涙)。でも、ようやく家族への想いを手紙に託すことができたのはよかったのかなぁ。ただ、稲葉家のオリジナルなお話がいい深みをもたらしてくれていたので、中途半端になっちゃったよにも思いました、ちょっと残念。

さて、女家光ちゃんは玉栄待望の子どもを難産の末生んだものの、その後は大きく体調を崩して寝込むようになり、回復することはありませんでした。3人の娘の誰に将軍職を継がせるか、人物の器量的にはお玉種の三女の徳子かと思うところでしたが・・・。しかしながら、お玉やお夏の家光の体調よりも娘の心配をする様子などを見るにつけ、そして、有功さんの、姉妹の順序を乗り越えた後継は争いを生むだけだという意見もあり、のんびり屋の姫長女千代姫が四代将軍となることになったのでした。

そして、今わの際、家光ちゃんの傍には有功さんだけが付き添っています。静かに語らう二人。家光ちゃんは「私のためだけに生きよ」と告げます。この世の者でなくなってようやくお互いのためだけに生きることができるようになり、有功さんの涙がふわーっと溢れてきて、二人の愛が静かに結ばれたように思えました。明け方亡くなった家光ちゃんの唇に紅をさす有功さんの姿もとても美しかったです。

このセリフは、原作のセリフをとっても大事にするこのドラマでは珍しいオリジナルのものだと思うんですけど、実はこの後の家綱の時代、ドラマでは描かれなかった有功さんの行動を考えると、原作を補完するような凄い核心の言葉になっていると思いました。とっても原作をリスペクトしていたドラマだったと思いますが、ここが一番キューンとしましたね。このドラマを見た方はぜひ原作の家綱編も読んでいただきたいですねぇ。

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大奥 第9話

春日先生が亡くなって、女家光ちゃんは正式に将軍となり、ちょっと時期はずれるけれど有功さんも大奥のトップ総取締役となり、正勝さんも影武者の役目から解放されました。彼らが中心となる世の中がやってきたのです。男子激減の世に対応した政策が次々と実施され、武家の息女たちも女のままで表舞台に立つことできるようになり、庶民の女たちが子を得ることを目的として男吉原も設けられました。でも、3人の心はこれまでよりもずっと深い孤独に向かい合うようになっていたのです。

正式に将軍となった女家光に正面切って意見するもの、心を開くものはいなくなりました。女将軍と最初に契る男は死罪とするようになんて無理を有功さんに言っても、それを素直に聞くばかりです。文字通り、命をかけながら子どもを生んで、仕事をバリバリとやっているからこそ、尊ばれるトップだからこその孤独。それを本当に愛する男に埋めてもらいたかったのに、その男は涙ながらにそれを拒みます。

拒んだ有功さんはその愛する女よりもずっと強い恋心を抱いていたのです。たとえ、心が通じ合っていても、彼女の全部を独占できなけければ、そこに深い嫉妬と絶望を抱いてしまう自分の心に気づいていました。彼女の力になりたい、だからこそ、愛や恋からは離れなければならない。大奥総取締役に就任した有功さんの姿はそれはそれは凛々しくて、袴が畳をする音からさえも気品と気合が伝わってくる。その決意が溢れる背中はあまりにも美しい。でも、その美しさは人間らしい想いとは遠く離れたところ-それは家光は年賀の儀式の時に脇息にもたれかかる姿も美しさも同じなのですが-にあると思うと胸が痛くなるのです。

稲葉家を、正則名を注いだ少女は「徳川のために」と言います。それは祖母の春日先生も同じでした。そして、家光も有功さんも、そして正勝も同じように想い、そして素朴な感情を殺して行きます。果たして、それはどこに行きつくのでしょうか。原作との違いが、そしてこのドラマで描きたいテーマも見えてきた第9話。正勝さんちのお話が、家光と有功さんのすれ違う愛に重なってくることは見事だと思いました。最終回、正勝さんがどうなるのか、凄くドキドキとしております!

あとはいくつか気になること。ご内証の方の件ですが、家光が自分で無理筋だと冷静に言っちゃうはさすがにどうかなぁと思いました。だったら、やんなきゃいいじゃんと。原作では家光のどうしようもない感情の爆発の姿(有功さんのお褥すべりと同じく)があの悪法なのですけど、ちょっと複雑な気持ち。

まあ、いつも書いちゃうことですけど、今回のドラマどうしても心の中に籠るところもあって、歴史の中で生きるということのドライブ感が欲しいなぁと。この回だったら、お玉とお夏のバトルをもっと描いて欲しかったなぁと思っちゃうんですよねぇ。あ~、なんか歴史っぽいエキスが足りないのです~。

大奥 第8話

有功さんの手厚い介護があったもののあえなく捨蔵は落命.春日先生も神仏に誓った薬絶ちを止めることなく次第に弱っていき,とうとう献身的に仕える有功さんに戦国の世に戻したくないという己の願いのその訳を話します.明智光秀の重臣だった父は磔刑に処せられ,身を隠すべく転々とけもの道を歩いた日々.その過酷な生い立ちが彼女を大義に突き動かしていたのでした.

そして,春日先生は命をかけて捨蔵と自分を,そして大奥を守ろうとした有功さんに大奥の行く末を託し,正資には「没日録」をつけるよう言い残して亡くなります.正勝は子どもの頃,婚家や子ども達を捨てて徳川家の乳母となろうとした母・春日にすがって付いてきた過去を思い出します.女家光ちゃんは捨蔵が亡くなった時には「あ,そう・・」くらいの冷たさであったのに,色々な苦しみを与えた存在でもある春日先生の死には大いに動揺と悲しみを覚え,実は深く慕っていたことを改めて思い至ります.

一方,正勝の息子正則も赤面疱瘡で亡くなりますが,正勝の妻は末っ子の娘を正則の身代わりとしようとしますが,そのような状況はほとんどの大名家に及んでおり,春日先生という最後の砦がなくなったこともあり,幕閣の中心六人衆と正勝は女家光を,正式な徳川家の跡取りとして将軍を継がせようと提案することになります.そして,ある新年の将軍謁見の折,とうとう女姿の家光が大名たちの前に現れ,男子滅亡という徳川家,ひいては日本の滅亡と言う危機を支えるため,将軍職を継ぐことを宣言するのでした.

第8話,春日先生,捨さんを始めとして,どの役者さんも素晴らしい演技.ラストシーンの女家光ちゃんの将軍宣言は,その姿,その迫力,本当によく,特に,セリフの最後は「異存はあるかえ?」という原作通りで映像化すると難しそうなセリフをばっちり決めていたのは感心いたしました.

でも,ちょっと大事なエピソードを詰め込みすぎだったかなぁ.ひとつひとつがじっくり見たいエピソードだったんですよね,春日先生の過去の話とか,女将軍就任の件とか.正則くん死亡から妹ちゃん身代わりの件とか.最後の将軍宣言が始まった時,思わず時計を見ちゃいましたもん.え?こんなに遅い時間に始めちゃうんだ~って.なんだか,意外と平板に終わってしまった,そしてもっと歴史,歴史して欲しかった,と思った第8話でした.

さて,第8話の窪田くん.左目と口しか見えない状態でしたが,そして,マヒの残る左口元の下がり方がつらそうでした(でも,セリフはすごく聞こえやすいのが!).でも,柿を最初食べた時のお顔が本当に美味しそうというか,気持ちよさそうで,ちょっと心がゆるんで,そしてまた,最期が,娘を思ってのの笑顔だったんですね.でも,いい笑顔で,すーっと魂が抜けていくのが見えるようで・・.哀しいけれど,辛くはない.そんな最期にしてくださった脚本と有功さんには本当に感謝いたします(涙).

春日局は見た・・・(涙)

第3話か4話で,まだただの女たらしだった捨さんが

ぴょーんと飛び上がって柿を取ってたの,

籠から春日先生は見ていたんだねぇ(号泣)

でも,やっぱり,あの捨さんの声,大好きだわ~.

哀しい,哀れな,最期だったけれど,

あの掠れながらも,ちょっと太い,男らしい声に,痺れてました.

ゴメンねーーー,捨さん・・不謹慎で(笑.

でも,捨さんの最期の苦しむお顔も,ちょっとだけの笑顔も

本当によかったです.素直な愛が感じられる最期はいいねぇ.

あ,今日も更新!嬉しいなぁ.あれ?これ,捨さん??


凛々しいねぇ.今日はちゃんと生で見てたよ~ん.

大奥 第7話

上様のお忍び視察(あ,ようやく千恵様と呼ばれましたね!)から始まった第7話.男子減少で生じた農村や市中の疲弊した様子や世の働き手が男子から女子へ変わった様子,そして下々ばかりでなく,多くの大名家でもこっそりと女子を男に変装させ跡取りと謀らなければならない有様を描いてくれました.やっぱりよしながふみの大奥のドラマ化なのだから,これがなくっちゃ始まりません.めちゃ面白かったです.

そんな世の変化は人々に心や価値観の変化を促します.徳川家の将軍は武士の長だから男子でなけれなばらぬ.そんな価値観に従い,春日先生は男子を誕生させるためにどんな手を使ってでも,自分の息子や将軍の娘もその手段と使い,多くの血を流し,努力を続けてきたのです.しかし,大名家にまで及んできた世の流れや上様の女子ながら男子顔負けの政の才をもあって,幕府の中核の六人衆がとうとう将軍家も含めた女子相続を提案するようになります.一方,大奥だけでなく市中の男子も子をなすためだけの存在となっていき,美しい装束を生みだしたり重陽の節句を雅に催すなど文化の担い手としては重要なものの,春日先生の男子の概念からはすでに遠く隔たってしまっていたのでした.

薬絶ちまでして徳川の家を守るために生きてきた,その価値観が崩れ去っていく.その心労もあってか,春日先生は倒れ,心ならずも有功さんの手厚い看護を受けることになります.そして,再び,江戸に猛威をふるってきた赤面疱瘡は,正勝の息子正則にも,病に伏せるお楽こと捨蔵にもその魔の手をのばします.有功さんと春日先生は,病気にかかった捨蔵やその他の患者を春日先生の部屋に隔離することで赤面疱瘡の蔓延を防ごうと,体を,命を張って,大奥を救おうとするのでした.

春日先生と有功さん.変わっていく世の中で,自分の存在の意味がわからなくなってしまった二人の間に心ならずも深まってしまった関係と,大奥の危機に自分の身を犠牲にすることの中に生きがいを見つけてしまった二人の何か輝いて見える表情に心打たれたのでした.有功さんは心中を説明するセリフはないものの,こう考えている,こう感じているんだなぁときちんとわかるのが凄いです.それに,麻生さんの春日先生が素晴らしかったですね.時代遅れの存在になってしまった者の愚かさ,情けなさ,辛さ,そして哀しさがリアルだなぁと感心といか感動しちゃいましたよ.

シゲこと戸次重幸さんがいなくなり,窪田くんもお役御免となり・・・本当に個人的な話で申し訳ないのですが,今回の第7回,面白く見ることができるか心配だったのですが・・・・色々と制限のある中(猿飛三世と比べてでさえ色々と感じるんですよね.小間物屋で櫛を買う場面とか・・・)で,視聴者の興味をどう繋いでいくかを考えると,今回の原作の再構成結構いいかもと思いました.もちろん,原作どおりの流れの方が,無理なくよしなが大奥の世界や登場人物たちの心情を理解できる思うんですけど.いい場面ほど後にとっておこうというか・・.

次回の窪田くん,予告編のお顔が,思ったよりも,美しかったです.特にまつ毛の繊細さが美しくって,よけいに哀しくなりそうです・・.
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