FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アルジャーノンに花束を 好きなシーンから色々と考える 第1話

今回好きなシーンはやっぱりラストシーンですよねぇ。咲人の自分を捨てた母に対する複雑な想いの現れ、遙香の手の届かない人への想いの愚かさと必死さ。そこに自分を重ねてしまう咲人。そして、あのトリックでアルジャーノンが差し出される(あのラットが可愛過ぎる・・)ことで、咲人が柳川くんのいかさまをちゃんとわかっていたことが判明し、それを間近にみた柳川くんのちょっと引きつったようなエキセントリックな高笑いと「咲人やるなぁ」と言う言葉。きっと皆が思っているよりもずっと咲人は逞しく、人と一緒に生きる力を持っているそんなことが言葉少なく表現されてて、良かったです。

つまりは、咲人は騙されていると知りながら柳川くんにお金を巻き上げられ続けていた訳で、こんな二人の関係をどう見るか、なんだかずっと考えてしまって。それは今の常識そして普通の正義感のある人なら噴飯ものであるは確かで、その代表が檜山くんだったりする訳ですが、咲人は全然柳川くんのことは嫌いじゃない。それは咲人の障害ゆえのピュアさとも解釈もできるだろうけど(檜山くんはおそらくそう思っている)、咲人と柳川くんの間には結構太い関係性があるからなのかなと感じます。

何しろ柳川くんは咲人を使いまくる。自分の代わりに仕事をさせて、彼の顔を利用してナンパをさせ、いかさまで金を巻き上げる。それは咲人を利用しているのに過ぎなくて、イジメとさえも言えるけれど、社会の中で咲人が嵌るところを探して、役立ててるというとでもある。咲人がこの世知辛い社会でどう活られるのか、咲人の能力は何か、それを一番わかってる人だとも言える。その柳川くんの発見した役割に咲人は自分なりのやりがいを感じて、その甲斐を与えてくれる柳川くんを慕うのかもしれない。

檜山くんは咲人と柳川くんその不平等な関係性に正当に怒る。でも、その代わりとなるものを咲人にあげることができないならば、「平等」、「尊重」という言葉で、彼の役目を奪い、孤独の中に追いやってしまうこともあるかもしれない。檜山くんの母親が自分のために自分を虐待する夫を殺害した息子を何か恐れるように遠ざけたのは、新しい男との生活に前科者の息子が邪魔になっただけでなく、息子が再び垣間見せた衝動的な暴力性だけじゃなく、自分の生きるよすが、自分の有用さの源でもあった、夫からの虐待的な関係性をを奪われたことへのわだかまりもちょっとあるのかなぁと思う。

どちらにしても、決して褒められない、というか人の尊厳を損なうような関係性ではあります。それでも自分に楽しさと甲斐を与えてくれる活きる関係性を人は選んでしまうんだなぁというか、それが「逞しさ」というものかもしれないなぁと思ったりもしましたね。咲人はお母さんとの関係をもっと欲しくて「おりこうになりたい」と蜂須賀さんの被験者になるんですが、それは彼の求める母との関係性をもたらしてくれるのか、それとも彼が欲しかったはずの関係性への疑い(修正)をもたらすのか・・・なんかねー、色々と考えてしまいますねぇ。

いやいや、あれこれ考えすぎて、窪田くんの柳川くんのことがあんまり書けなかったですよ。でも、柳川くんの人のことを考えてないようで、どこか人を活かしている、そこに惹かれますねぇ。ペラい三下のようで、でもどっか俯瞰的で、また明日書くつもりです!
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

こんにちは!

始まりましたね^^
最初キャストが発表されたとき、ちょっとデコボコな印象だったのですが、
実際始まってみると、意外さと新鮮さで楽しく見られました。
とくに栗山さん演じる遥香、クールさとか完璧主義が全面に出るのかなあと思っていたのですが、ましゅましゅさんもおっしゃる愚直さとかどうしようもなく女の所とか、ちょっと欠けているところがある研究者。この役、私的には好きです〜。
反面、谷村美月さんが少しもったいない〜という気もしますが、今後に期待、ですね。

それで柳川演じる下卑田君もとい窪田君ですが、THEがつくような下卑ぶりですが、背景が見えてくると、とっ〜ても切ないのでしょうね。もう少しこの下卑田君の演技を見ていたいです。

ラストシーンとってもよかったですね。遙香と咲人とのやりとり、見守る檜山と柳川、それぞれの温かい部分が出ていましたね。檜山とのお風呂でのやり取りでもありましたが、咲のすっと寄り添う感じがよかったです。そういうところが超知能を得たあとはどうなっちゃうのか、今から気になりますが。

あと私が好きなのは冒頭の柳川と咲人のやりとりです〜。車中の雰囲気が好き。
咲が柳川を憧れてる感じ。柳川も咲が隣で楽しそうにしているのをフツーに受け入れている感じ。兄と年の離れた弟みたいなんですよね〜。
ドラマなので、いろいろ騒動はあるけど、普段の二人はこんな感じなんだろうな、と心に残ったシーンです。

このドラマも窪田君の魅力だけでなく、いろいろ受け止めたくなるシーンがでてきそうなそんな予感もする1話でした。
ではまた!

No title

ねむり箱さん、こんにちは!調子はいかがですか??

キャスト陣、いいですよね~。それぞれの役割が今のところ明確で、みんなみんなきっちり嵌っていて。個人的には我門さんのいかにもな中間管理職な感じがお気に入りです!

遥香さん、ほんとおっしゃるとおりで、女のどうしようもない部分をきちんと魅力的に演じていて、私も大好きです。登場人物の中では、個人的には一番リアルな感じが伝わってきます。谷村さんのお嬢様な雰囲気も真に迫っていて、また可愛いくって、あれ?ナニワの人だったよねねとびっくりしています。

で、下卑田くん・・・・ふふふ・・・いいですよね~。切ない部分とゲビ~な部分の振り幅が大きいのにホントやられてしまいますね。ファンとしてはどうしても彼のいいところをもっと見たい気もしますけれど、一方でこのままでどんどん軽くなってゲビゲビして欲しいし、ホント困っちゃいますねww

咲は基本、人を怖がらないですよね。そんなところが皆に愛されるというか、あの花屋さんの若者集団の中で溶け込めている理由かなと思います。あの子たちは色んな場所で疎まれて寄り集まった人だから、咲のオープンな、すっと寄り添う心が嬉しいのではと思います。

だから、賢くなって、人のずるさが見えてきて、心を閉ざすような部分が出てくると哀しいことになるのでは・・・と今から心配しちゃいますよ!あんまり咲が不幸な目にあうのは辛いです・・・

で、冒頭のシーン、柳川くんのまねをする咲と、つっこむ柳川くん、よかったですね~。なんだかラストシーンもちょっと違った形になるのかもしれないですが、あそこに戻るのではないかとちょっと思っています。その時、二人が幸せであるようにと心から願っていますよ。

色んな受け止め方があるんでしょうが、なんだかんだと丁寧に、きちんと、ちょっとつまらないくらいにw、きちんと作られたドラマだなぁという印象です。今後の展開が楽しみですねっ!

No title

ましゅましゅさん、こんにちは!

期待と不安が半々くらいで発進って感じだったアルジャーノン、
世間は様々な思惑?で喧しいようですけど、
ましゅましゅさんのとこにくると、
明るくて静かな森の中に入ったようで、
心がすーっとほぐれていく気がします。

私も冒頭の軽トラに乗り込んだ二人、
こんな感じだといいなーって思って見始めました。
でも、そうですよね、この穏やかに見える日常を一枚めくると
そこには、お利口になりたくて彼なりに足掻く咲くんと、
おそらくは切ない事情を見せまいと抱え込んで水面下で足掻く
柳川くんが息づいてるはずで、
知能が飛躍的に向上する実験、なんてものなしでこの二人や
周囲のドラマを見たかったような気さえしました。

初回リアタイ時は、ドラマが進むにつれてちょっと雰囲気の
違った箇所がそこここにあって、大人の事情が見え隠れするようで、
まっさらな目でドラマだけを純粋に楽しむのが難しかったです。
もやもやしたままましゅましゅさんの「ざくっと」の方を読んで、
その後「山P好きだけどここんとこどうも」なリア友から
メールもらって、で今またここで読ませていただいて、
やっと色々ほどけた気がします(*^^)
これは、生きていくのが色々難しい若者たちの静かな
人生獲得ドラマなのかもしれないですね・・

原作は突出した一人の主人公の内面の変化が周囲に影響を
及ぼしていくという印象であるので、このドラマにおける
この主人公の内面がそこまできっちりと表現されるのだろうか
という不信ばかりが先に立っていたのですが、
これは別物なんだ、チャーリーの設定を借りてもう少し温かく
別な世の中を生きさせるんだな、と。
最悪のシナリオを突き付けるタイプのお話ではなくて、
少しずつ誰もが救われる方向にもっていきたいのでは、
と思うようになりました。

第二回からはドラマの中の人間に興味を持って見てみようと思います。
どうも、演者のあれこれに目が行き過ぎて心が曇っていたかも。
くぼたさんが今生きている柳川くんの目線で、失われて、
仰る通りまた舞い戻ってくるかもしれない変わった友人として、
咲くんを見ていきたいと思います。

またお邪魔いたしますー(^O^)/

こんばんわ!

花草さん、コメントありがとうございます!
今日はエイプリルフールズを見に行ってのその帰りです~花草さんのコメントを読んで私もとてもほっこりしましたよ!

只今、帰り途上でして帰宅後ゆっくりお返事いたしますね~

No title

こんにちは。
ご心配おかけしております。
リハビリかねて地元をお散歩してきました!!
映画の感想楽しみにしてます〜〜

明るくて静かな森ーー素敵な表現ですね。
わたしも小鳥のさえずりをめざして(実際はカラスがいいところですが)〜〜笑

自分も最初は色眼鏡で見始めたのですが、案外楽しめたので、まずは満足です。
ただ1話をみて、誰の演技がどうとかではなく、紋切り型な表現が多くてちょっとレトロな感じがするところと、登場人物が多くて一人ひとりの掘り下げ方が中途半端になるのではという点が心配でした。
でもリピしてみると、敢えてのステレオタイプな人物像のようなきがしてきたし、スピード感もあるので、登場人物一人ひとりが何を得ていくのかをぼんやり、生温かく見ていきたいな、と思ったしだいです。
では!

No title

楽しい一日を過ごして帰ってまいりましたっ!

花草さん、改めまして、こんばんわ~。コメントありがとうございます。アルジャーノンの第1話、よくも悪くも平均的なデキだったと思うのですが(個人的には色んなコダワリポイントがあったのでとても満足だったですが)、思いのほか喧騒のスタートになりましたねぇ。

花草さんにメールをくれたお友達がどんな風におっしゃってたかとても気になりますが、智さん(窪田くんにならってアルジャーノンではこうお呼びしたいと思います~)はちゃんと健闘していたと思いますし、何より咲のセリフひとつひとつが、何かこのドラマに向かう智さんの立場と重なっているように思えて、なんか凄いなぁと感じたんですよね。

原作をざっと読んだのが18~20歳くらいなので記憶はあいまいなのですが、きっと原作とは大きく違うんだろうな・・なぞるのは知的障害のある主人公が手術によって高い知能を得るが・・・ということくらいなのでしょうね。きっと原作のよいところは(あの文字の表現に感動したクチです)あまり活かすことがないのでしょう。

ただ、原作の書かれた当時とはもちろん、ユースケさんドラマの頃とも、「突出した人間が、この社会に持つ意味」や、社会の中で個の重要性の考え方が、今は大きく違ってしまっているのかもなぁと、ちょっと感じたりしたので、また近いうちにそれを書こうかと思っています。

きっと「友情」がテーマの一つになったのはそんな時代背景があるのではと思っています。世界が色んな場所で、色んな文脈で、痛みに悩んでいる現在だから、それにどこか優しい視点を見せてくれるかなあと気楽に構えております~。

ぜひぜひ、また遊びに来てください~~。

No title

あ、名前入れ忘れてましたw。ましゅましゅでした~

No title

ねむり箱さん、こんばんわ~。今日はご一緒できなくて本当に残念でした。でも、お散歩もできるようになったとのこと。本当によかったです!6月の予告犯での会合も決まりましたのでww、ぜひぜひよろしくです~。

あ~、私もレトロな印象ありましたねぇ。感想に書いたように、しっかりとしたいいドラマだと思うのですが、ちょっと古くさいというか、あざとさのない上質な大映ドラマみたいかも・・・と思い、若い子の感性にはピンとこないかも・・とちょっと心配はしております。

昨日くらいから、なぜか頭の中にはアルフィーの「星空のディスタンス」が鳴り響いていて、そいえば昔のTBSの金10ドラマの主題歌だったよなぁと思いだしたのですが、そんな「昭和」な雰囲気がありそうですねぇ。で、昭和が似合う窪田くんがいる・・・そんな風にたのしんでいこうかと思っております~。

で、この後、映画の感想書きますねっ!
プロフィール

ましゅましゅ

Author:ましゅましゅ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。