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アルジャーノンに花束を 第2話 理想郷から始まる物語

原作が発表されて早50年以上。この原作の重要なモチーフである障害者や科学を取り巻く状況はずいぶん変わったようにに思えます。障害のある人が生きがいを持ち自立して生きていくための取り組みも様々に広まってきました。バリアフリーとかユニバーサルデザインという言葉も耳慣れた言葉となり、その実現化はいまだ十分とは言えないけれど、社会の中で障害のある人がごく普通に生きていくことは、多くの人にも理想ではなく「目標」として共有されるようになっています。

ドラマの中でも、ドリームフラワーサービスの竹部さんが「咲人は今のままでいい」ときっぱりと遙香に言う訳ですが、それがそんなに不自然に聞こえない、そんな世の中になってなってきたように思えます。そして、第2話の一番好きなシーンなのですが、咲人が知的障害と分かって梨央と舞が逃げてしまった後、咲、柳川くん、檜山くんの3人が一緒にハンバーガー食べながらあれこれと言い合うシーンがホント3人が「対等」で「友達」という感じで楽しそうでなんですよねぇ。

屋台のハンバーガー屋のおじさんに、首元を指して「いいね。そのアクセサリ」ないい感じの絡みをする柳川くん(この柳川くんがホントいい)から始まって、舞たちの振る舞いに「咲のことがわかったら手のひら反しやがって」と息巻いて抗議の電話をしようとする檜山くんの熱さ、それに対して咲人を前にして「じゃ、お前は咲みたいな女の子と付き合えるのか」とあけすけにはっきりとモノいう柳川くん。二人の間がちょっと険悪になると、咲人がずるずるっと「これオイシイ~」とポテトの袋を指してながら二人の間に入って、その愛嬌のある様子に柳川くんと檜山くんも和んでしまう。。。

咲は自分のことを本当によくわかって、関心を持ってくれる人の中にいて、更にその彼らの間を取り持つことができる力を持っている。花屋の仕事でも、しっかりとやる仕事があって、その中で暮らすには十分なお給料ももらえている。なんだか、障害うんぬんということと関係なく、今の咲人は幸せな、一種の理想郷とも言える環境にいた訳ですね・・・。この始まり方は、原作のチャーリーが置かれていた状況とは大きく違っていて、そこに今回のドラマ化の意図の一つがあるように予感しています。

一方で、知能向上技術を開発しようとしている研究者たちの状況も原作の頃とは大きく違ってきています。科学の限界、人間の理性に対する限界がますます認識され、社会からの科学に対するまなざしも厳しくなっています。研究者間の競争はますます激化し、研究費用の負担や対費用効果も厳しく取りざたされたり、研究(者)の不正や暴走を止めるため様々な取り決めもなされるようになってきました。

そんな状況の中で、科学の理想(妄想とも言う)の追求と研究者としての生き残りの間で余裕のないどっかカッコ悪い姿で描かれる研究者たち。こちらも原作とは大きく違った状況で描かれるているようです。なんかこのところずっと同じことを書いているように思えますがw、ふたつの舞台の大きな変化を描きつつ、どのように原作の想いを活かし、どこに落としていくのか、とても興味深いところです。
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