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アルジャーノンに花束を 第3話 みんな欲を持って、成長している

さてさて、すっかりよくなりましたので、第3話の感想を!

咲人の性への目覚めと初恋が綺麗に描かれた第3話。何にも見えなかったインクの染みに愛しい人の顔(きっと笑顔だったと推測)が見えてくる、なんて瑞々しい恋の描写でしょう。その一番の動機づけになっているのが咲人の成長(みんなと対等になりたいという気持ち)への渇望なんですよねぇ。

その気持ちの素直さというか、ちょっと遅れているけれど、ちょっと異常ではあるけれど、色んな経験に晒されて、青年のごく普通の成長を遂げている咲人の、素直な恋心の始まりを描いたラストシーンにもうウルウルと来てしまいました。もう智さんのけなげさの表現にはかなり参っています。

なんども書いてきたように、今回の「アルジャーノン」は、知的障害を取り巻く状況とか、科学や文明を基盤としたどこまでも進化していきたいという欲望と残酷さとか、はたまた青年たちが見せる母との葛藤に満ちた愛情とか、色んな状況が描かれている訳です。でも、一方で静かに、その芯にあるのは人間だったら、その歩みは本当に人ぞれぞれだけれど、誰にでも共通する成長というものがあるということを描いてもいるなぁと思う次第です。

そして、次週からはその歩みの速さにブーストがかかる訳ですが、そこで生まれるものは結局のところ「普通」の姿なのか、どこかに逸脱し「普通」を取り逃がして悲劇が起こるのか・・・。なんとなく、個人的には最後には「咲人なりの普通」に立ち戻るのでは、いわゆる地獄めぐり構造なのではと予想しちゃっているところです、甘いか?

それにしても、今回は梨央ちゃんの秘密が重大なものとわかって、かなりショックでした。原作の顛末通りになったとしても咲人の場合、おそらく彼の居場所はあるはずで、そんなに絶望とかバッドエンドとは思わないのですが、梨央ちゃんの場合にはあの手術が最終的には成功しないと言う顛末ならば、待ち受けているのはやはり死である訳です。

咲人を実験台にしようとするやり方はあまりに理不尽ではありますが、彼女から病を遠ざけ、彼女に死なせないでいたい。そのために取りうる手段はすべて取りたい。そういう製薬会社の社長さんの想いは誰もが持つでしょう。そして、その他人を犠牲にしてもいとわないという欲で世界が変わることもある・・・。そんな都合よく神様は人間にほほ笑んでくれないことも多い訳ですが、確かにそんな究極の選択もこの世の中にはあるという・・。

こうなりたい、こうしたいという欲求がぶつかり合うことで、欲求が溢れることで、生じる諍いやトラブル。最近の若い人はそういうことを上手く調整すればすり抜けられると思っている方が多いんではないかと思います。それを、このドラマでは咲人のもつ純な欲求と、梨央を助けたいという欲求をぶつからせることで、そうはいかないけれどぶつかり合うことで生まれる何かを見せてくれるのかなぁなんて思っております。

本心では「咲人はそのままでいて欲しい」と思っている萩原社長が「咲人がそうしたいと思っているんだから」と不正を嗅ぎつけて憤る檜山に言って聞かせる。その咲人の「あるがまま」の心を受け止めようとする社長の想いは単に事なかれだけはないかかと思います。人の成長には必然として荒波や不幸だって付いてまわる・・・それを知っている大人のなんだろうなと感じました。

そして、そんな大人に振り回されながら、咲人という愛に出会ってしまった遥香。遥香は咲人を、そして自分自身を幸せにできるのでしょうか、ということで、では、また!
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