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アルジャーノンに花束を 第5話 気になるところには必ず何かがある脚本

梨央は原因。咲人は結果。知能の喪失と獲得。そんな因果な関係の、そして、このお話のテーマであろう「人為」の元で生かされている象徴である二人のキスシーンで終わった第5話。第1話の偶然の、バラバラな関係の中での遊びのキスが、孤独と破壊的な衝動を持つ者同士の哀しみのキスとして舞い戻ってきた脚本はやっぱり只者ではなく、どんな何気ないシーンも何かの形で舞い戻ってくる気がいたしております。

個人的に一番気になっているのが、蜂須賀部長がALGを調合(合成?)しているシーン。彼は何人もの研究者を使っているプロジェクトリーダーの立場でありながらその仕事は誰にもさせない。その理由がなぜかちょっと気になっております。その技術を絶対漏えいさせないためにいまだALGの製法は彼一人の頭の中にあるからなのかもとか、はたまた、その技術はあまりに彼個人の特殊技能でなしえているもので、他の人では再現できないものだからなのか。ともかく、そのことが今後のストーリーの展開に大きく影響しそうな気がします。

その一方で、本当は単純にその作業が蜂須賀部長が好きだから、彼の研究者としての本来の喜びはそこにあるから。そして、その本質的な喜びが咲人というある意味息子の生まれ変わりの存在を育てているという、ごくごくプライベートな部分の満足に基づいている気もいたします。スポンサーで梨央の父でもある河口社長に結果を公表しろ、お前の名誉にもなるだろうと言われた時に、どこかくぐもったような態度を取ったのは、彼の本当の動機が、人類全体の知の成長のためにとか、難病の人を救うためにとか、といった「科学のために」という大義名分とは違う、そこで彼が「嘘」をついている・・からであないでしょうか。

彼が遙香に「研究のために」咲人の恋人に嘘でもいいからなれと強要しキスをしたシーン。彼は「研究のために」、自分自身が率先して嘘のキスをしたのですが、その強く強権的な言葉や行動とは裏腹に、自分自身に「嘘」をついていることの切なさ、そうでしか彼は研究を行えなくなっているそんな切なさを感じました。また、風の吹きすさぶ、夕暮れの光と雲の入り混じった空がその切なさをいっそう掻き立てられましたねぇ。

その一方で、「嘘はついてやってくれるな」と言う遙香に言う竹部さんもいる。咲人には対極的な二人の第2の父がいて、咲人は「嘘」を憎みながら、その源泉となる「知」と「力」に強く惹かれ、「無知」と「無力さ」を避けていくようになる、その矛盾に翻弄されるのでしょうかね、第6話は。壱成父さんのお墓に花を供える、父に心を打ち明ける美しく心温まるシーンもあって、これも重要なモチーフになっていきそうだし、このお話はどのシーンも見逃せないんだなと思うですよねぇ。

で、そんな中での「日常」を組み立てていっている柳川くんたちのシーンのこと、次にもうちょっと考えてみたいと思います~。
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