昨晩のデスノート第3話、面白かったですねぇ。月さんLさんお互いに自作自演気味とは言いながら、理屈を詰めて行くと色々と突っ込みたくなる~とは言いながら、月さんが追い詰められ、反撃し、また失敗し、またもがくその緊迫感にかなりワクワクしておりますよ!
Lさんが躊躇なく月さんを追い詰めるものだから、月さんの負けじ魂はボウボウと燃えさかり、次々と極悪なアイデアをひねり出し、その容赦のないアイデアを出せる自分にうっとりといいますか、どんどん悪人顔に磨きがかかっていく月さんなのでしたよ。FBI殺しのアイデアを書きとめた紙を燃やす、その炎を見つめる悪魔の表情は窪田くんならではと思いましたねぇ。

今回の月さんが悪魔的な志向に大きく傾くと、目の下のクマが目立つと言いますか、その目の下の落ち込み、クマの深さによって、心の奥底のドロドロさが見える・・そんな月さんならではの表情の特徴があるように思えましたよ。

一方でまだまだガードの甘い月さん、自称レイさんの計略にまんまとひっかかり、いつもの凡人の顔がひょっこり出てきてしまうのです。で、この時は不思議とこの目の下の黒い悪魔があまり目立たないという・・・この表情の揺れがデスノート界で翻弄される一人の青年の本体の様に今のところ思えます・・・

しかしながら、このシーン。私がレイさんだったら、ほぼ99%とキラに間違いないこの青年に躊躇なく鉛弾を撃ち込んだように思いますが、そうしなかったのは正義を公式に委託されている彼のFBI捜査官としての良心というかプライドだったのかもしれないですね。
そんな雰囲気をもう一場面で感じましたよ。今回も素晴らしかった松重父さんと月さんの対峙場面。月さんは正直者であると思っている父をはめようと色々とカマをかけようとして、なおかつ心の中は「父さんゴメンネ~」なんてちょっと浮ついたといいますか、騙す自分に酔っているようなモノローグのトーンでございましたね(段々と声が凶悪化していくのがよかったです)。
でも、一方の松重父さんは基本的に表情がまったく変わらないのですよ。ちょっと息子を心配している様子は見せるものの、本心を、息子をキラだと疑っている様子も、疑いたくない様子ですら、見せない。おそらくこれは長年の現場刑事としての技術といいますか意図的なものだったのでしょうが、月さんはまったくそんな父のあり様を「父は正直者」とか心の中で呟いてしまう・・・いやいやこの構図見事だったと思います。さて、二人の関係性はどのように展開するのでしょうね。
そして、今回はすっかり失敗してしまったLですが、この挫折が本当の天才Lを呼び起こすのではと思っておりますがいかがでしょう?やっぱり共に成長していくデスノートなのだと思いましたねぇ。
- 関連記事
-
スポンサーサイト