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大奥 第9話

春日先生が亡くなって、女家光ちゃんは正式に将軍となり、ちょっと時期はずれるけれど有功さんも大奥のトップ総取締役となり、正勝さんも影武者の役目から解放されました。彼らが中心となる世の中がやってきたのです。男子激減の世に対応した政策が次々と実施され、武家の息女たちも女のままで表舞台に立つことできるようになり、庶民の女たちが子を得ることを目的として男吉原も設けられました。でも、3人の心はこれまでよりもずっと深い孤独に向かい合うようになっていたのです。

正式に将軍となった女家光に正面切って意見するもの、心を開くものはいなくなりました。女将軍と最初に契る男は死罪とするようになんて無理を有功さんに言っても、それを素直に聞くばかりです。文字通り、命をかけながら子どもを生んで、仕事をバリバリとやっているからこそ、尊ばれるトップだからこその孤独。それを本当に愛する男に埋めてもらいたかったのに、その男は涙ながらにそれを拒みます。

拒んだ有功さんはその愛する女よりもずっと強い恋心を抱いていたのです。たとえ、心が通じ合っていても、彼女の全部を独占できなけければ、そこに深い嫉妬と絶望を抱いてしまう自分の心に気づいていました。彼女の力になりたい、だからこそ、愛や恋からは離れなければならない。大奥総取締役に就任した有功さんの姿はそれはそれは凛々しくて、袴が畳をする音からさえも気品と気合が伝わってくる。その決意が溢れる背中はあまりにも美しい。でも、その美しさは人間らしい想いとは遠く離れたところ-それは家光は年賀の儀式の時に脇息にもたれかかる姿も美しさも同じなのですが-にあると思うと胸が痛くなるのです。

稲葉家を、正則名を注いだ少女は「徳川のために」と言います。それは祖母の春日先生も同じでした。そして、家光も有功さんも、そして正勝も同じように想い、そして素朴な感情を殺して行きます。果たして、それはどこに行きつくのでしょうか。原作との違いが、そしてこのドラマで描きたいテーマも見えてきた第9話。正勝さんちのお話が、家光と有功さんのすれ違う愛に重なってくることは見事だと思いました。最終回、正勝さんがどうなるのか、凄くドキドキとしております!

あとはいくつか気になること。ご内証の方の件ですが、家光が自分で無理筋だと冷静に言っちゃうはさすがにどうかなぁと思いました。だったら、やんなきゃいいじゃんと。原作では家光のどうしようもない感情の爆発の姿(有功さんのお褥すべりと同じく)があの悪法なのですけど、ちょっと複雑な気持ち。

まあ、いつも書いちゃうことですけど、今回のドラマどうしても心の中に籠るところもあって、歴史の中で生きるということのドライブ感が欲しいなぁと。この回だったら、お玉とお夏のバトルをもっと描いて欲しかったなぁと思っちゃうんですよねぇ。あ~、なんか歴史っぽいエキスが足りないのです~。
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