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唐版滝の白糸 2本目思いつくまま:小人プロレス編

さて、今日もまたネタバレ感想です・・


・お甲が「女と小人のプロレス一座」なんて哀しげにかつ高らかに言うんだもの。全女(かつてあった女子プロレスの最大手の団体)よろしく、小人プロレスラーが寮の管理をしていると言うんだもの。なんかもうそれだけで感極まってしまう。長い間、正統の男プロレス(であっても、世間の目は『八百長』なのだが)以上とも言える技と迫力を持ちながらも、より見世物じみた存在と思われていた「女と小人のプロレス一座」。技を磨き、芸をたかめ、全国を巡業する、その人たちの真摯な生き方と芸には思わず「お金あげます!」「毎回行きます!」と言いたくなるし、それは今、見ているこのお芝居も同じことなのだと思う。

・とはいえ、同じジャンルで、同じ芸を追求するものであっても、世間的に上位の存在はそれよりも劣った存在と考えられているものを妙に糾弾する。小人プロレスラーたちが戦っている敵の「鶴」。この鶴っちゃ、ジャンボ鶴田の鶴じゃないかとふと思う。もちろん、それは比喩でしかないけれど、正統な男プロレスであるジャイアント馬場のいた全日本プロレスにアマレス日本王者として鳴り物入りで入団した、そして順調に皇太子となったジャンボ鶴田の正統性を思い出させる。とはいえ、実際のジャンボ鶴田は正統性をひけらかすような嫌味な(例えば、「ストロングスタイル」みたいな差別化な。いや、在りし日の石沢常光のプロレスが心から好きだった自分が言える分際じゃないのですが。それに、その後のイッシーはマット界のひねくれ王子カシンになったのだと思うとまた感慨が深すぎるのだけれど)芸風ではなかったけれど、正統に強かったのは確かだ。

・あぁ、ちゃんとパンフレット読んでなかったから、こともあろうにあの村松友視が小人プロレスについて解説してるのを見落としておりました。いやー、上に書いてあるのは、それを引きうつしたものではありませんが、元々、松村本やらなんやらで青春時代を送ってきた自分ですので、その影響バンバンに受けて、ほとんど同じことかいてありますが、ご容赦くださいませ(号泣)。

・さて、そんな訳で、本物の小人プロレスラー、つまりは、あの台本にあった通りの生活をしてきた、パンフによれば全女の寮の管理人もしていたミスターブッタマンさんまで呼んできちゃうというのは、ほんと反則で今回の蜷川芝居のケレンの最たるもと感じつつも、ある歴史というものを体感できてよかったなとつくづく思いました。で、リーダー格のアトムを演じるマメ山田さんと赤星さんは本物のプロレスラーではないんですね。でも、このマメさん、4人の中でも一番小さくて細いのに、声がよくとおって、軽妙なしみじみとした味があって。さすがベテランの味わいで。「大きいなぁ」というあの声、あの味、一生忘れられなさそうです。

・新劇の大御所がいて、女歌劇のスターがいて、唐作品の名優も、いつしか芸術家と呼ばれるようになってしまった芸人を師匠に持つ芸人もいて、そして、小人プロレスラーもいて、そんな様々ジャンルの芸人の中に、窪田正孝という芸人がいる。いや、なんか、すごく窪田くんらしいんじゃないかと、何かの直感が働いて興奮しきりなのでした。
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No title

こんにちは!

「ときどきやってくる白い鶴」はわたしもジャンボ鶴田さんかなーーと。
おお、ましゅましゅさんはプロレスファン、なのですね。幅広い!
女子プロ、めちゃ昭和の匂いします〜。ビューティペアのポスターとか街でよく見たなー.マキ上田さんとかね、懐かしい。テレビ放映、当時はやってましたねーーその前座でミゼットの方々はやってたのですね、しみじみ。

で、お甲の口からでた小人さんの売血の話。小人さんが世間からどう見られているかとかすごくストレートで、その後ゴロちゃんが「小人さんたちを好きになりそうだ」って、子どもって心が柔らかくて見抜く力があると、うたれたシーンのひとつです!

様々な芸人の中の窪田君に直感、というの何となーくわかる気が。
昨日今日とオフだったので、前に買っておいたケータイの中古DVD、圏外の女のディレクターズカット版を満を持して見た訳ですが。。初めてレンタルでケータイを一話から見てたときに圏外の女にぶち当たり、妙に興奮したんですよー。あっ、そのときはましゅましゅさんに迷惑かけたかも(笑)スミマセン。ケイタと寺山ワールド、この取り合わせってありえないって。しかもケイタが年増女(いやいや、おねーさんです)と、通過儀礼なんて。(はじめて私が本格的に壊れた窪田作品ですが。)でもね、圏外の女、自分的には赤い糸をしシュルシュルシュル〜ってたぐり寄せると、今回の滝とつながってます(爆)。直感ではなかったかもですが、ましゅましゅさんから引用させてもらうと、未来予想図、水先案内なのです。ちょっと熱をおびてきましたので(笑)、このへんで。
あっ、最後に!ディレクターズカット版にナチュラルカワイイ窪田君(コレ必見ですよお)シーンの追加ありますよーー。エンドロールでお七の、歌声フルで流れて、泣かせますよーーもし未見なら、今度滝のときに持ってきますよ.

長過ぎーー。

No title

ねむり箱さん、コメントありがとうございます!ジャンボ鶴田に反応してくださって、めちゃ嬉しいです~。って、ま、オバの妄想だと思っていただけるとなお嬉しいとww

そうそう、ジャッキー佐藤とか、デビル雅美とか、ミゼットだと角掛留蔵とか、あの女子&ミゼットのポスターは忘れられない記憶の一つですよねぇ。女子プロに夢中になったのはもうちょっと後、ブル様とか北斗晶とか豊田真奈美とか平成の早い時期の頃でした。ほんと男顔負けの凄いプロレスだったな~。

あの竹馬の話も泣けましたね。なんかもうストレートに泣いちゃうですよ。で、本当にゴロちゃんがいい子で、まっすぐで、何が大事かちゃんとわかる子で、よかったなぁと。またね、窪田くんが演じると邪心が本当になくって、心から共感してるのがわかるんですよね。多少、まっすぐすぎるきらいはあるけれど、今回のアリダを窪田くんが演じることができて本当によかったと思うところ一つですね~。

えーーっ!圏外の女のディレクターズカット版も入手されたんですね。私はケータイDVDはまだあまり集めていなくって(^^;;;。でも、私も滝の白糸のあらすじを知った時、私も密かに興奮しておりましたよー。寺山と唐という違いはあるものの、テーマであったり、人物の配置は圏外の女は滝の白糸とよく似ていますね。あのイヌとあのヤクザを合わせて銀メガネだったのかもしれませんね。

まぁ思っていたよりは、今回の滝の白糸には性の匂いがなくw、期待とは違っていたようにも思いますが、でも、ラストシーンは赤い色にまみれる窪田くんですからねぇ。やっぱり未来予想図だったような気はしますね。さて、今回の予感がどう結実するのか、うん、ほんと熱帯びちゃうのもわかる気がします。またよかったらぜひその熱聞かせてくだいませ。

で、私もすごく興奮してきたので、圏外の女収録のDVD、購入することにしました!今度の時に、その感想、話しましょう!!
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