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花子とアンの魅力 その1「構造と年表」

4月から始まった花子とアンも残り2週となりました。しばらく前から朝市メモも止まってしまってましたが、それは朝市に魅力を感じなかったからでもなく、「花子とアン」というドラマがつまんないと思った訳でもありません。さすがにNHK朝の連続テレビ小説という大舞台だけあって、朝市は窪田くんの役作りの緻密さをこれまで以上に突き詰めて見せてくれたと感じましたし、これまでの窪田くんの演技の魅力とはやや違う、相手役をしっかりと浮かび上がらせ生かすお芝居されていて、新たな一面を見せてくれたとも思いました。

一方、本編も私にとっては魅力的でした。ひとつには、史実の村岡さんの像からは大きく離れて、ドラマで描かれた「花子こと、はな」の半生が明治になって中央集権化し近代化していく日本の姿と重ねられたことです。地方に生まれた一つの才能が、西欧の文化・文明に(よくわからないまま)導かれ、都市(というか首都ですね)に吸収され、近代日本を作り上げていきました。東京という表舞台(花子夫婦と蓮子夫婦)とそれを支えた地方(朝市と伝助)と都市の下部構造(かよと吉太郎:この人達が地方から吸収された人たちという視点が痺れます)の三者の関係性(構造)の発達とその一旦の帰結(太平洋戦争)を描いたようにみえました。ある意味、歴史の教科書のような内容でした。

歴史の教科書みたいと言えば、一つ一つの出来事の描き方も非常にあっさりとしていてまるで年表のようでした。ドラマというのは人の心の機微「その人はなぜそうしたのか?」を感情と体の動きで描くものが理想なのでしょう。ドラマで特に人の死に際が取り上げられるのは、死に際であったり、その人が死をかける時にこそ、「なぜ」の謎が一気にとけて、そこに人のドラマが立ち上がってくるからでしょう。でも、「花子とアン」はそのようにドラマを組み立てようとはせず、「なぜ」と視聴者が問いかけたい時こそ、事実をさらっと提示するだけなのです。

一方で、出来る限り起きた事柄の年をはっきりさせて、こういうことがあった、こういうことがあったと書き重ねていく。単に、お話の中の出来事だけでなく、登場人物たちの衣装(吉太郎さんの軍服は情報いっぱい)や、住まう家(甲府のお家の変化が好き)や、メディアや情報のあり方(はがき、電信、雑誌、新聞、電話、ラジオ)その時代時代を反映したものをきっちり置いていく姿勢にはちょっと圧倒されています。これらの言語化されていないこと含めてきっと「花アン年表」があるのでは・・と憶測しております。

あれこれ言われがちな「花子とアン」の本編ですが、多くの人が見たかったと思う点をほっといてまでも、「ドラマ」の枠組みを捨てても描こうとしたことがあり、それでも視聴率をほとんど落とさず、それを半年間やりきった感を感じる今日この頃です。それがなんだったのか、しばらくかけてそれを考えていきたいと思います。
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No title

こんばんは~。
ましゅましゅさんの今回の記事、深いですね~。読み入ってしまいましたよ~。今日たまたまHDDの整理をしようと思い、朝市の初登場のシーンから順番に見ていたとこでした。ホント今回の窪田君は、花子を浮き上がらせ生かすお芝居に徹底してましたね。それにしても初登場の時の朝市は本当に可愛くて、パルピテーションものでしたねw。今はすっかりオジサンになっちゃってww。朝市の成長も本当に楽しめました。

私は、毎回朝ドラを見る派ではないので(長くて飽きるので)、久しぶりにガッツリ朝ドラを満喫しています。今回は窪田君が毎回出るわけでもないのに飽きずに楽しく見ることができています。展開が早いのと、主役以外の登場人物(蓮子、伝助、花子兄妹など)の話にも魅力があったからもしれません。また私にとっては時代背景もとても興味深いものでした。私の亡くなった祖母は大正生まれの東京育ち。丸の内で職業婦人をしていたそうで、関東大震災も戦争も乗り越えてきた人です。戦争で田舎に疎開した時は、都会との違いに凄く苦労したそうです。私は小さいころ、よく当時の話を聞かされていました。だから、お婆ちゃん、こんな感じだったのかな~なんて思い、懐かしみながら見ていました。
まあ、感想は人それぞれだけど、私たちみたいに、何か心温まる思いで楽しく見ていた方たちも沢山いたのかなって思います。

前々回の記事に飛びますが(こちらですみません)、ウレロ買われたんですね。メイキングアップしてくださりありがとうございます!リハ凄い何度もおこなったんですね。しかも本番より声デカいってww。本番だってかなりデカかったのにwww。よく喉痛めませんでしたよね。さすが滝で鍛えただけのことあります。まだあの記事の続きあるんですか?
あれ以来ウレロ大好きになってしまったので(年甲斐もなくw)、あのメンバーと絡んでいる窪田君のこともっと教えて頂けると嬉しいです。
我儘言ってすみませーん。ウレロの窪田君めっちゃ好きです!

No title

シャロームさん、こんばんわ~。コメント本当にありがとうございます!

そうそう、私もとうとうHDDの容量が20時間余りになってきたので、整理をしなきゃなのです~。この秋もがっつり連ドラありますし、番宣番組にもいっぱいでそうですもんね!でも、何から移動させていくか、本当に悩んじゃいますね~。

ほんと最初の頃の窪田朝市って、ちょっとふわっと丸い感じもあって可愛かったですよねぇ。次第にすっとしちゃって、来週は骨っぽい高齢者ですよ。またちょっとしたら、時間順に朝市並べてみたいですww

そうそう、私も色々なタイプの人が活躍するのが面白かったですね!シャロームさんのおばあさまは醍醐さんタイプなんですね!いや~んn、カッコいい!うちはずっと田舎ものなので、甲府の様子が祖父、祖母の若いころの暮らしとやっぱり重なったし、小学校3年までの校舎はあの田舎の校舎にも似てて、親近感ありましたね~。多くの視聴者が、自分なりの視点で自分の思い出につながったり、親しめる部分を見つけられたことが、高視聴率に繋がったのかもですね。

そうそう、ウレロメイキングの続きもかかなきゃ!。レギュラーメンバーとの絡みはそんなにないですけれどしっかりありますよ!。あの中で、窪田くんが好きな人があるんですけれど、それは一体だれでしょう?そこも含めて、ちゃんとやりますw。少々お待ちをーー。

No title

本日二度目です、汗。

花アンも本当もうカウントダウンですね。
毎日仕事から帰って録画をぼーっと見るのが日課でしたから、今から寂しいです、涙。

見る人によって感想はいろいろだったけど、
時に甲府、ときに東京、筑豊と舞台が変わるのもおもしろかったです。キャラもそれぞれにたっていて。

個人的には、前回の朝ドラ、ごちそうさんと時代が同じで家族構成もにてたりで、時々思い出して比べたりしてましたーー、ごちでも登場人物がラジオ局勤務でしたね。当然ですが切り口が違って、改めて思う花アンのテーマだったり。疎開についても切り取り方が違っていて。

兄やんの軍服ねーー、見返したくなりましたーー兄やんはいろいろお召し替えがあって羨ましかったなーー。とはいえ、朝市の野良着→学生服→袴への変身ぶりも素敵でしたよね〜〜♡
では。

No title

ねむり箱さん、こっちにもコメント、ホントにありがとうございます~。

色々と思いの丈をぶちまけましたがw、花アンって、やっぱり何よりキャラが立ってたことがよかったですよね、花アンは。最近の朝ドラには珍しく途中でいなくなってしまうキャラが少なかったのも自分のようなババな視聴者にはよかったかもしれないですね。

そいえばごちそうさんもBKが出てきましたね。個人的には、パールハーバーの日の話はかなりゾクゾクしましたし、さすが当事者というか。今週の花子の動向のあらすじを見ると、やっぱり放送局としては色々と思うところがあるんだなと改めて感じたりもしますね。

疎開話については村岡さんの史実、特に家族関係については、大胆に脚色しているのだから、あれだけならなくてもいいのにとちょっと思ったりもしたのですが、トータルでは抜かさないのが、興味深くあります。そのあたりは色々と思惑がありそうですよね。この花子とアンがどうやってできていったのか、中園さんのインタビューからだけではわからないことがありそうだな~なんて勝手に思っているところです。

兄やんで一番羨ましいと思ったのが、ビロードのスーツ姿の時ですよっ!秘密のお仕事とはいえ、あんな変装までできて羨ましかったです。朝市の変身ぶりも凄かったですけれど、変装はなかったもんな~。映画版STでやってくれないですかね?
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