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Nのために 最終話 その1:想いの共有

さて、どっから話していけばいいのやら・・・。成瀬の15年間の想いを希美が受け入れたのがラストシーンだったように、最終回では色んな想いの受け入れ、共有することで、それがある意味、救いというものに繋がっていったような感じがいたしました。

さざなみ事件の真相を夫のために沈黙し続けたなっちゃんの気持ちをようやく受け止めて、その辛い気持ちを高野さんが共有することができたときに、高野さんの孤独もなっちゃんの苦しい抑圧が解けていっことができた。

西崎さんの想いはまったく勘違いで、どこまでも奈央子は野口のことを狂おしく愛していた。でも、その奈央子の「虐待があっても愛しているという気持ちを、そして西崎を虐待するような目に合わせた謝罪の言葉「酷いことしてごめん」を、西崎が自分にそして自分の母に重ねつつ受け止めることができた時、現実の世界で生きていこうとする気持ちが生まれた。

安藤を孤独の淵へ追いやった希美の安藤への「どこまでもまっすぐ上を目指して生きていって欲しい」という愛と嘘。同じ想いをした高野さんの言葉や、成瀬のあの時彼女が思っていたのは安藤だったという言葉を聞いて、ようやく彼女の想いを受け入れることができた。希美は、もう一人の自分のように安藤を愛し、羽ばたかせようとする。愛する彼女のその想いを共有して、彼女の言葉のままに生きていこうと、男泣きしつつも心に決め、彼女に「前を向いて、自分のために生きろ」と言うことができた。

そして、そもそもの不幸の根源になった希美の母の狂気。15年かけてようやく立ち直り、ようやく彼女が子どもたちにしたことを謝ることができた。そして、その母の謝罪を、そして当時の母の苦しさを希実はようやく受け入れることができた。その時、希美はようやく自分の辛い気持ちを他人に共有してもらうことができ、そして、希美は自分の未来を見つめることができた。

そんな風に、最終話は、愛する人の想いを受け止め、その想いを共有することで、未来が開かれる、そんな姿が、どのNたちにも見ることができて、そこが一番印象に残ったのでした。
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No title

ましゅましゅさん、こんばんは!

こちらの記事を読みながら、またしみじみしています。

皆それぞれの人生に未来があって本当に良かったとおもいます。

特に印象深いのは、成瀬と希美のラストシーンにて。
「なに食べたい」ーー「美味しいもの」。
何気ない会話ですけど、
家庭崩壊後、生きるために食べていた希美、事件後は病いであまり食べたくないってなっていた彼女の口から、美味しいものっていう言葉が出てきて感動。特別な幸福感を纏っている会話でしたよね。

いったん、ここで。では!




No title

ねむり箱さん、こんばんわ!返事が遅くなってすみません~。いつもコメントありがとうございます!

おぉー、ねむり箱さん、よく覚えてらっしゃいますね。確かに、西崎さんか、高野さんに、現在の希美が、「あまり食べたいと思わないの・・」と言ってましたね。

食べるということに、希美の感情や思いが現れているんですね。成瀬が料理人になったのは。親を追って、というのもあるんでしょうが、そういう意味でも希美の感情と深くかかわる仕事に結果的には就いたということなんでしょうねぇ。

でも、本当に、ラストシーンの二人の静かだけれど、幸せな姿、よかったですねぇ。

No title

ましゅましゅさん、こんばんは!

Nが終わったのに、何だかちょっと晴れやかな気持ちです。
なぜなんだろうと、いろんなところを巡り歩いて読んでいます。
Nが終わってさみしいと思ってないんですよ!
どうした、自分?
よおく見させてもらった、やりたいことをやりきったのを見届けた、
みたいな感じでしょうか・・

もう少し歩き回ってみます。
ほんとは、この時間まで残業してるくらい仕事が詰まってるのですが、
でもやっぱりこの充実した時間を逃したくなくて、
色んな人の様々な意見や想像や愛情などを見せてもらいに回ってしまいます。

ドラマ一つでも面白いことになるものですね。

また、しっかりと感じたことをまとめてお邪魔しにまいります。
ここの皆さまの地に足のついた、表現のバリエーションに富んだ
感想や会話がすごく楽しみなので・・
そういう意味でも、1月からも何かあって欲しいですね・・
いえ、ST映画はありますけど、
あれはくぼたさんのお芝居を見るというよりは、
くぼたさんの美しさを見るようなものだと思ってるので・・

では、今日はおやすみなさい。

No title

花草さん、こんばんわーーー。コメントありがとうございます!

私もあまり寂しさはないですねぇ。やりきった感じ、ある意味、完結している感じ(もちろん、ここを見たかった、これを描いて欲しかったという気持ちはありますよ!)は私も凄く感じていて、私たちも希美と同じように前を向けているからなんでしょうね。

確かに、ネットの世界は面白いですね。こんな風に色々な人の想いが、感じ方をリアルタイムで知ることができて、場合によってはこんな風にお互いに感想をかわしあって、また想いを深めることができるんですもんね。色んな意見を楽しんな後の、花草さんのコメント、本当に楽しみにしていますので、また教えてくださいねー。

また一方で、テレビドラマというものは面白いもので、もの言わぬ人々の思いも、目に見える思い同様に存在するということですね。そのあたりは、レンタルビデオ屋で借りられるDVDでしか見られない作品もそうなのかもしれない。

週刊マンガのように、お昼休みのそば屋さんで、べたべたの手で読んで、その場で忘れてしまうようなものにも、楽しみがあるのかな~なんて、件のSTなんぞはそういう作品なのかなと常々思っております~。

きっとまた色々と憤慨なんかもしつつw、ガツガツと書いてしまうかと思います。STはそんな作品なんですww。よかったら、1月もまた読みにきてくださいね!

No title

ましゅましゅさん、こんばんは!
世間はクリスマスイヴですねーー。
うちでは、丸鶏が冷凍庫で悲しく凍っていますけど。。気力がなくて(汗)。。。

さて、なかなか見返すことができない最終回ですが、安藤に対する希美の願いは結局ぶれることが無かったーー。ふたりの初詣の願い事と同じことを言ってましたね。当時と十年後とでは、意味合いも重みも違うけど、最終回のふたりのやりとりは、特に安藤は本当に安藤らしくて、制作者の愛情も感じましたシーンでした。

そうそう、NHK紅白で花アンふたたび、のようですねーーやたっ〜〜!!

ではでは!



No title

ねむり箱さん、こんばんわーー。

そうですねぇ。世間ではクリスマスイブみたいですねw。帰りに寄ったデパートでもケーキを買い求める人で賑わっていました。私はお正月の焼き豚用の豚を買ってきました。冷凍します・・・

って、さすがに西崎さんもケーキを買うのは行列必死というのは知ってたかな・・・

それはそれとして、そうなんです。最終回の安藤はホントよかったですね。そっか、あの初詣と同じ願いだったんですね。でも、本当だったら、希美のためなら仕事も捨てちゃったと思うんですよね、安藤なら。でも、ドラマとして見ると、安藤のラストシーンの男泣きは、素晴らしかったと思うですね。あー、どちらかというと、安藤スキーかな、自分ww

はい、後で記事にも書きますが、あるみたいですね、朝市出ますよね。ぜったいでますよね。兄やんと武もでますよねっ!あーー、楽しみだーー。

No title

ましゅましゅさん、こんにちは!

またまたおじゃまします、です^^

安藤はよかったですねーー。
でも、捨てがたいのは、島時代の成瀬なんですよーー。ふたり、お互い無力なもの同士が島を出る為に支え合う。これは見ていて、すご〜〜く揺さぶられましたーー。青年の頃から、成瀬は秘めた男らしさがあっていいんですよねーー。時には腕づくのところもまたよしでーー。またあらためてゆっくり見ないとっww
で、この男らしさは高野さんと共通するんですね、私の中では。

安藤の良さは、現実に即して相手も自分も一緒に幸せになる方法をいつもわかってる。けど相手にグイグイいけない弱さがあるところかなーー。

西崎に「自分は罪の共有なんてしない。一緒に警察にいく。捕まっても出てくるまでまってる。」てきなこと言ってましたが、これが彼の本質かなと思うんですね。
十年後のプロポーズを私がいいと思ったのは、あの時点で安藤は事件の真実をしらないから、希美が手を下した可能性だってあったわけで、それでもするというのは、色々あった十年を経過しても安藤は相変わらず不器用だけどまっすぐな気持ちの人で居続けられたことの証明で、そこが私的にすとんと納得できたからだと思うんです。
やっぱ安藤もいいねーー
そして西崎も高野さんもーー

ではでは。

No title

ねむり箱さん、コメントありがとうございます~。

ねむりさんは若成派なんですね^^。前半の細っこくって、どっか弱い雰囲気も、だからこその必死な雰囲気もよかったですね。

個人的には、成瀬だったら2004年の事件の前後の、安藤への希美の思いに、ひたひたと見せる嫉妬というかわだかまる気持ち。そして、深い落胆の様子が一番好きかも知れないです(って、一番記憶が新しいだけかもしれないですが。。。)

安藤もそうですが、その気持ちがジワジワと溢れてつつも、それを隠さざるを得ない気持ちに揺れている様子が好きなのかなぁ、グッとくるのかなと思いました。そんな面では、9話、10話で大人の男になって、色気を抑えて爆発させるその風情も好きかも知れないです。

で、安藤。そうなんですよー、西崎さんがやったのではないとわかっているから、じゃないと希美ということになるんですけれど、それだって引き受けたい気持ちではある。でも、西崎さんに「罪の共有」をする相手は別にいると言われてしまっている。

ほんとに妄想ですが、彼も色んな揺れる、闇の気持ちを持っていると思うんですよね。じゃなかったら、一流商社で登っていけやしない。希美の気持ちに躊躇なんてしない。でも、彼は自分の闇に不器用と言うか、それにこだわるのはよしとしないところがあるんじゃないかなとも思いますねぇ。

登場人物みなそうですが、本当に深い、色んなことが感じられる造形になっていて、そこがホント凄いですよね。
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