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Nのために 受賞!

「Nのため」にが、ャラクシー賞テレビ部門12月度月間賞を受賞したそうですよ!おめでとうございます!

TBSからのお知らせ

受賞理由に「3つの時間軸をややこしくなく描きわけ、なおかつキャラクターの心情がきちんと伝わってくる脚本。それを演じきった役者たち。さらに細やかな演出と映像の美しさ。全てがうまく噛み合い、ドラマとしてのクオリティがとても高かった。」とありましたね。脚本、演技、演出と映像、3拍子、4拍子と揃ったドラマだったというのは、見た人多くの共通する気持ちだったと思います~。

個人的にはいびつな形のドラマや映画も大好きですけれど、こういうトータルに素晴らしいドラマももちろんホントに素晴らしい~。本当によかったですね!

Nのために 最終話 その4:時は満ちて、死を前にして

このドラマの現在、2014年には3つの大事な「時」が交わっています。一つは、スカイローズガーデン事件の時効という「時」。二つ目が高野さんの定年という「時」。そして最後が、希美の間近に迫る死という「時」。3つの時が満たされる時、物語がまるでジクゾーパズルのすべてのピースが組み合わされたような一つの「完成」が生じました。

一つ目の時は、刑期が満ちた釈放された西崎さんが成瀬に希美の病気のことを伝えたことが成瀬の希美へのアプローチを引き起こし、2つ目の時は、高野さんの任期が満ちてなっちゃんの告白を呼び、それが高野さんに成瀬、安藤、希美に彼らのある意味で救いに繋がった、彼らを動かす重要な情報を伝えるという役目を与えました。

そして、3つめの「時」、人生が満ちて死を前にして、希美はトラウマの根源であった母への憎しみを解き放ち、成長した母に支えられて、ようやく本当に「前を向く」ことができた。そして、これら3つの「時」が重なった結果が、最終シーンの成瀬と希美の幸せな抱擁の絵を描きだしたのでしょう。

個人的に成瀬はそんな「時が満ちるのを待つ」存在の象徴だったように思います。自分は真相さえ知らぬ事件なのに好きな女性のためにその好きな女性との接触を絶ち続けていた成瀬。西崎さんが成瀬に連絡しなかったら、高野さんからさざなみ事件の真相を聞かされなかったら、「ただ一緒におらん」と言えたのか、島に戻って希美を迎える場所を作ろうと思えたのか、もしかするとわからないかったかも・・・とさえ思えるくらい、待ちの、悠然とした姿勢を貫いたように思えました。

でも、時は満ち、15年の経験を経て、色々な偶然も重なりながらも(自分で店を開くのではなく、雇われシェフとして呼ばれたというのが成瀬っぽいですよねぇ)、島へのトラウマを解消した余命短い希美を迎えるのにぴったりの場所を提供できる存在に成長していた。15年前にどん底の希美に「何ができる?」と尋ねて「何もない」と言われた無力な少年時代を思うと、やっぱり「時が満ちる」ことの象徴なんだなぁと思った訳でした。

さて、年内にようやくNのために本体の感想が終わりましたよ~。また、新年以降、全編見返しながら、窪田くんas成瀬の「不思議な」魅力を探っていきたいと思います~。

Nのために 最終話 その3:まだ残る謎

あっと言う間に一週間経ってしまい、もう年末の、再びの窪田祭りに突入しそうなのに、まだふっとした隙に、Nたちのことを考えてしまいます。ドラマを見返すたびに、その時々の自分の気持ちを映しだすように、登場人物たちの内面が違ってみえるように思えます。

それは、テレビドラマが目に見えるものを伝えるメディアであること忠実に、このドラマができるかぎりキャスト陣の表情と身体表現で彼らの内心を伝えようとしているからなんでしょうし、現実と同じように私たちも見ている登場人物の気持ちを深く感じいったり、ある時は読み間違えたりするのでしょう。そういうところを特に意識させず、あれこれ考えさせてしまうのが、このドラマの魅力だなぁと思います。、

さて、最終回で一番不思議に思ったのが、遅れてきた西崎さんが安藤と出会ってしまい、エレベーターの中で問い詰められて、「これからやってくる男が杉下の究極の愛の男だ」と言ってしまったこと。この発言が、安藤の孤独さや嫉妬心を刺激し、チェーンを掛けさせることに繋がってしまいます。

もちろん西崎はその挑発がチェーン掛けに繋がるとは思わなかったでしょうが、野口とも近い安藤に悪印象を与えることはN作戦2の遂行に悪影響を及ぼすと、例えば成瀬の存在を気にしている安藤がすぐさま部屋にやってくるとか、とか思わなかったのでしょうか。なぜ、なんであんなことを言ったのか、その気持ちはどこにも記されていないように思います。

それにしてもN作戦2はその遂行でも散々で、希美の機転は野口を激怒させすぎ、西崎さんは奈央子の真意を知って彼女の自殺を止めることもできないくらい痛めつけられ、そして作戦から除かれていたはずの安藤が図らずも事件に少しだけ加担することとなってしまったのですね。ある意味、野バラ荘の3人組は、今度はネガティブな方向でしたが、3人揃っての計画を遂行してしまったように思えます。

物語のラスト近く、野原さんが西崎さんに向かって「いつだったか、西崎君と希美ちゃんと安藤くんが3人でこの野バラ荘を守ってくれたことがあったね」と言い、西崎さんが「そう3人でやったんだ」と微笑むんだあと、野原さんが「あの2人が友達でよかったねぇ」と言うシーンがあります。

初め見た時には、野バラ荘の三人組の今も心の中には残る繋がりを伝える心温まるシーンかと思っていたのですが、もしかすると西崎さんはN作戦2も「3人でやったんだ」と、希美と安藤と一緒にやったんだと、西崎さんしか認識していない「罪の共有」をしているのかもしれないと改めて思うのでした。

さて、そろそろ次回は終わりにしたいと思います。題は「時は満ちて、死を前にして」にしようかと。

Nのために 最終話 その2:濃密な空白の10年間

人のこころの綾と過程を丹念に描いて大変に見応えのあるドラマだったNのためにでしたので、やっぱり描かれなかったあの悲劇の事件のその後、Nたちがどのように生きてきたかを知りたく思いましたよ。

またね、最終回のその後の10年のスライドショーなんて、それもこんなに素晴らしくカッコいい成瀬のカットがあるからよけいじゃないですか!



あの事件から10年後の成瀬がいつも何かを秘めているような、影を背負った雰囲気は変わらないけれど、大人の男性として、どっしりとした包容力を見せたのは、こうしてひたすらに前を向いて生きてきたことがあるんでしょうね。、

西崎さんの釈放の日から短い間に起こった15年の結ぼれた様々な気持ちが鮮やかに解けていくドラマが素晴らしかったのは勿論です。それでも、あのような大団円に至るには、それぞれのNたちと彼らに縁のある人たちが10年間の間になしえたこと、あの事件を踏まえて、いったんバラバラになって、でも、前を向いて進んできた彼らの歩みがあったんでしょう。建築事務所を立ち上げた希美、世界中を飛び回る商社マンとして活躍する安藤、そして獄中で深く想いを馳せてきた西崎。その姿がもうちょっと知りたかったなと思いましたね。

あれだけその10年のシーンがあるから、1話分でもいいので、「その後の10年間」をDVDの特典としていれていただけないでしょうかねぇ。

Nのために 最終話 その1:想いの共有

さて、どっから話していけばいいのやら・・・。成瀬の15年間の想いを希美が受け入れたのがラストシーンだったように、最終回では色んな想いの受け入れ、共有することで、それがある意味、救いというものに繋がっていったような感じがいたしました。

さざなみ事件の真相を夫のために沈黙し続けたなっちゃんの気持ちをようやく受け止めて、その辛い気持ちを高野さんが共有することができたときに、高野さんの孤独もなっちゃんの苦しい抑圧が解けていっことができた。

西崎さんの想いはまったく勘違いで、どこまでも奈央子は野口のことを狂おしく愛していた。でも、その奈央子の「虐待があっても愛しているという気持ちを、そして西崎を虐待するような目に合わせた謝罪の言葉「酷いことしてごめん」を、西崎が自分にそして自分の母に重ねつつ受け止めることができた時、現実の世界で生きていこうとする気持ちが生まれた。

安藤を孤独の淵へ追いやった希美の安藤への「どこまでもまっすぐ上を目指して生きていって欲しい」という愛と嘘。同じ想いをした高野さんの言葉や、成瀬のあの時彼女が思っていたのは安藤だったという言葉を聞いて、ようやく彼女の想いを受け入れることができた。希美は、もう一人の自分のように安藤を愛し、羽ばたかせようとする。愛する彼女のその想いを共有して、彼女の言葉のままに生きていこうと、男泣きしつつも心に決め、彼女に「前を向いて、自分のために生きろ」と言うことができた。

そして、そもそもの不幸の根源になった希美の母の狂気。15年かけてようやく立ち直り、ようやく彼女が子どもたちにしたことを謝ることができた。そして、その母の謝罪を、そして当時の母の苦しさを希実はようやく受け入れることができた。その時、希美はようやく自分の辛い気持ちを他人に共有してもらうことができ、そして、希美は自分の未来を見つめることができた。

そんな風に、最終話は、愛する人の想いを受け止め、その想いを共有することで、未来が開かれる、そんな姿が、どのNたちにも見ることができて、そこが一番印象に残ったのでした。
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Author:ましゅましゅ
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